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【ロッカーのハナコさん】のあらすじと感想:人間関係に悩んだらハナコさんに相談を

SF・ファンタジー

今回紹介するマンガは、石井 まゆみ さんの【ロッカーのハナコさん】です。

 

【ロッカーのハナコさん】は、1996年から1999年に『コーラス』(集英社)で連載。

2002年・2003年に、ともさか りえ さん 主演で2回もドラマ化されました。

 

数年前に過労死した、伝説のお局OLの霊が会社のロッカーに住みつき、後輩OLに時には厳しく時には温かく指導していく様子を描く。

 

「女性が結婚=寿退社」が当たり前のこの時代。

OLたちの頭の中は、どうしたらエリート社員と結婚できるかで頭がいっぱい。

どうすれば恋のライバルに勝てるのか悩む日々。

 

恋のライバルに勝つには、外見だけを磨けばいいわけじゃないと、このマンガが教えてくれます。

 

会社の人間関係で悩んでいるアナタや、ミニチュア好き、ドールハウス好きのアナタも、きっと楽しんで読めるはず。

 

ネタバレを含みますのでご了承ください。

 

 

 

【ロッカーのハナコさん】のあらすじ

外注管理部二課のロッカーには、開かずのドアがある。

そこは数年前に過労死したお局さまが使っていたもので、鍵がかかっているのに中の物が隣のロッカーに移動していたり、突然ビクとも開かなくなるという。

 

外注管理部では、そのロッカーに過労死したOLが住むと噂して「ロッカーのハナコさん」と呼んでいた。

 

大阪から転勤してきた 大市 理子(おおいち あやこ)が、ロッカーのドアを開けると、小さな女性の幽霊・北浦 華子(きたうら はなこ)がいた。

 

新入りイジメに合っていた 理子 だったが、ハナコさん と課長の 日和佐(ひわさ) に仕事を教わりながら成長。

その後、日和佐 と婚約し寿退社することが決まった。

 

やがて、「ハナコさん に願い事をすると、仕事も結婚も上手くいく」という噂に変わり、ハナコ に願い事をする新人社員・御厨 みそら(みくり みそら)が現れる。

 

 

【ロッカーのハナコさん】の主な登場人物

  • 北浦 華子(きたうら はなこ)
  • 大市 理子(おおいち あやこ)
  • 日和佐 課長(ひわさ かちょう)
  • 御厨 美空(みくりや みそら)
  • 椎名 室長(しいな しつちょう)
  • 出水 嶺子(いずみ りょうこ)
  • 坂口 常務(さかぐち じょうむ)

 

北浦 華子(きたうら はなこ)

この物語の主人公。お局OLの幽霊。

外注管理部二課で働いていた有能なOLだったが過労死した。

 

外注管理部のロッカーに小さな姿で住んでいて、気が向いた時しか姿を見せない。

トイレの花子さん と一緒にされたくないため「ロッカーのハナコさん」と呼ばれることを嫌う。

 

社内のさまざまな事情に精通し、相談に訪れるOLたちに歯に衣着せぬ物言いでアドバイスする。

誰にでも見えるわけではないが、ハナコさん に指導された新人ОLは、幸せな寿退社ができると言われている。

 

大市 理子(おおいち あやこ)

大阪から転勤してきた女子社員。

配属1日目に ハナコさん と出会う。

 

新入りイジメのせいで仕事をうまくこなせなかったが、ハナコさん と 日和佐 課長(ひわさ かちょう)のおかげで、OLとして成長を遂げる。

 

日和佐 課長(ひわさ かちょう)

外注管理部二課の課長。

5年前に妻と死別してから独身で、社内のОLたちの憧れ的存在。

 

いつもクールで不愛想に見えるが、時々優しい面も見せる。

ハナコさん のおかげで、新人ОLの 大市 理子 と結婚したが、いまだに周りのОLには狙われている。

 

ハナコさん が見えないので ハナコさん に認めてもらえず、ちょっと寂しく思っている。

 

御厨 美空(みくりや みそら)

社史編修室に配属された新入社員。

思いを寄せる営業部社員との縁を成就してほしいと ハナコさん にお願いする。

 

専務にセクハラされそうになるが ハナコさん に助けられ、その場に駆けつけた室長の 椎名(しいな)に思いを寄せる。

 

性格が後ろ向きで、いつも言い訳ばかりして諦めることが多い。

 

椎名 室長(しいな しつちょう)

社史編修室の室長。

坂口 常務(さかぐち じょうむ)いわく、とても仕事のできる男。

 

髪はぼさぼさであまり話さず、何を考えているのかわからない感じ。

部下の新人ОL・御厨 みそら のことを心配して、彼女が専務に襲われそうになった時に助けに行った。

 

髪をセットするとどこかの組の組長のように目付きが厳しいのがわかる。

 

出水 嶺子(いずみ りょうこ)

本社広報部に所属しているカメラマン。

元々、椎名室長 のことが好きで社史編修部に行きたかったが、広報部に配属された。

社史編修室の写真担当が病気で入院したため、臨時で配属される。

 

美人だが性格が悪く、いつも 御厨 みそら に嘘を言ってはからかって楽しんでいる。

 

坂口 常務(さかぐち じょうむ)

ハナコさん の飲み友達。

御厨 みそら から ハナコさん の話を聞き、会いたいと願う。

骨董が趣味でいろんなものを買ったりしていたが、実はその目利きをしていたのは ハナコさん。

 

 

【ロッカーのハナコさん】の魅力

  • ハナコさん がカッコイイ
  • ハナコさん の家具がカワイイ
  • 坂口常務 と ハナコさん の関係が理想的

 

ハナコさん がカッコイイ

お局さまって悪いイメージがあるけど、ハナコさん はカッコイイ。

仕事ができ、後輩の面倒見も良く、上司からも信頼され、情報通。

ハナコさん が亡くなったとき、社員全員が悲しんだんじゃないかなぁ。

 

「将来私が会社をやめた後も、ハナコさん の名はずっと語りつがれてて、誰かがまた ハナコさん に育てられていつか会社を動かしていく。

たとえ会社の記録には残らなくても、こうやって人の記憶には残っていくんですよね」

 

って みそら のセリフが印象的。

私は ハナコさん になりたい。

 

ハナコさん の家具がカワイイ

ロッカーに住んでる ハナコさん はオシャレな家具が好きで、面倒を見てるOLから玩具の家具をもらってるのですが、マンガなのに細かいデティールまでこだわって描かれてます。

 

ミニチュア・ドールハウス好きにはたまらないです。

 

坂口常務 と ハナコさん の関係が理想的

ハナコさん の直属の上司ではないけど、飲み友達の 坂口常務。

遠慮なく言いたいことが言い合えて、信頼し合ってる二人。

 

みそら のおかげで、ハナコさん と話ができるようになった 常務 は嬉しそうだし、ハナコさん もわざわざ話し相手になるくらいなんだから、ホントに仲が良かったんだろうね。

 

会社の人間関係の中で、こういった仲になるのはなかなか難しいんじゃないかな。

 

 

【ロッカーのハナコさん】の感想

  • キャリアウーマンの先駆け
  • 第4話が好き

 

キャリアウーマンの先駆け

このマンガが発表されたのは1996年なので、今とはOLの価値が変わっています。

当時は寿退社をすることが女性の幸せで目標でした。

 

なので、ハナコさん が育てた新入社員たちは寿退社してしまいます。

なんてもったいない!

 

今の時代だったら、バリバリのキャリアウーマンとして会社に残って、第2のハナコさん を目指す物語になるんだろうね。

 

今の女性たちがこのマンガを読んだら、御厨 みそら にイライラするんじゃないかな(苦笑)

ハナコさん と同じ気持ちになりそう。

 

第4話が好き

第4話の心のドアの話が好きだなぁ。

心の広い人のドアは大きくて、心が狭いとドアが小さい。遊び人は合鍵が多い。

 

椎名室長 は鍵穴が多いとか、青色が好きな人の鍵の色は青とか、ロマンチックだなぁって思いました。

 

お話を作る人の頭の中はファンタジーであふれてるのだなぁ。

私は今まで、そんなことを思ったことなんて一度もないよ。

 

私はどんな鍵を持ってるのかな。

運命の人はどんなドアの形なのかな。

 

あとは、ソフトボール大会の話がくだらなくて好き(笑)

 

 

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